素材のはなし

第10回:DHA(ドコサヘキサエン酸)

DHA(Docosahexaenoic Acid=ドコサヘキサエン酸)とは

DHAは、魚油などに多く含まれる多価飽和脂肪酸()です。
生体内では、脳や目の網膜、神経組織などに多く存在しています。
DHAは、イギリスの研究者らが知能の改善作用があることを発表し、注目され始めるようになりました。
動物を用いた実験において、DHAを与えたラットとそうではないラットを迷路に入れたところ、前者の方が迷路から脱出した時間は短かったと報告されました。
今日、DHAの機能性が非常に注目されていますが、体内でDHAを合成することは難しく、外部から摂取することが重要と言われています。

油脂の主要な構成成分を「脂肪酸」といい、主に動物性脂肪に多い「飽和脂肪酸」と、植物性脂肪や青魚に多く含まれいる「不飽和脂肪酸」に大別されます。
不飽和脂肪酸は構造上の違いで「多価」と「一価」にわかれます。多価不飽和脂肪酸の代表はDHAやEPA(エイコサペンタエン酸)で、一価はオリーブ油などあたります。


DHAの作用


記憶学習の改善、中性脂肪やコレステロールの低下作用、心疾患予防、その他にストレス除去やアレルギー症状の改善など多くの効果が報告されています。


DHAを含む食品


マグロ、ブリ、サバ、サンマなど


DHAの使用領域


DHAを関与成分とする「中性脂肪が気になる方」という表示の特定保健用食品(☆☆)や栄養補助食品が多く使用されています。

☆☆体調を整えたり、疾病の予防に適するなどの保健の用途に関して、医学・栄養学・科学的根拠を審査するための臨床試験等が実施され、その結果、保健の用途を商品に表示することを厚生労働省に許可された食品のことです。

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